暑中見舞い

今年は冷夏のようだ。夏休みも真っ盛りの8月2日だというのに、私の部屋はまだ33度までしか気温が上がっていない。「何それ!暑いじゃん!!」と思われるかもしれないが、例年通りなら軽く37度は超えている季節である。海の家などは、この夏まともに営業できたのはたったの一日だけとのこと。
それでなくとも東北の海は水温が低く、一度砂浜に上がるとまた海に入る前には勇気がいるのに、この低温では民宿などもガラガラなのではないだろうか。しかも、昔から海で泳げるのは御盆までと決まっている。波が高くなり、クラゲがでてくるかららしい。

暑中見舞いをだすのも御盆までである。御盆をすぎるとそれは残暑見舞いと変わるのだ。なので、私の場合、正しくは残暑見舞いである。
暑中見舞いを出していたのは、仙台に戻った年の1997年の夏からわずか三年程。年賀状と同じく、友人達に自分の存在を思いだしてもらう為に書いていたのだが、大人になってからの一年はあっと言う間である為、やっと年賀状を出したと思ったら、もう暑中見舞いの季節という有様で、たった三年で挫折してしまった。
今回はそのたった3枚の暑中見舞いを紹介する。

今は亡きナンシー関さんプロデュースのハガキサイズ消しゴム版を使って作ったもの。ぐずぐずしてたら9月になってしまった
多色板目木版刷り。昔あった"ペンギンズバー"というビールの味を思いだしながら作った
プリントゴッコで印刷。当時のバイト先の部長がモデル。友人たちにはうけたけど、部屋に飾れないと言われた