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アートギャラリー・幸せのたまご河北新聞の記事を見て、初めてここを訪れてみたのは6月の末、アルバイトの面接の帰りである。一見喫茶店か?と思わせる店構え。店内に入るなり、棚に並べられたアートファイルを物色していると、「どんな作品をお探しですか?」とカウンター内にいた眼鏡の男性に声をかけられた。 |
"アートギャラリー・幸せのたまごは"アート作品を、主にポートフォリオにて展示販売しているギャラリーである。ここではジャンルやプロ、アマ問わず、登録さえすれば誰でも作品ファイルの展示ができる。初めは批判が怖くて若干の躊躇はあったのだが、7月頭に登録してから、今ではすっかり常連の一人となっている。展示されているファイルの作家達のほとんどが、私と同じく作品発表の機会を見つけられずにいた無名の作家達だ。 |
ここのアートファイルには、ファイル展示をしている一般のギャラリーとは違う特徴がある。見てくれた方がコメントを残せるページがあることだ。たまごの一人としては、手書きで残されたそのコメントは心にしみるものがあるのだ! いずれ個展を開くことを目標に、ひたすら作品数を増やすことに専念してはいたのだが、一部の友人と家族にしか作品を見せる機会がなく、この「アベ工房」を立ち上げても、なかなか前に進むことができずにいたのだが、ここに登録することにより、みなさんがファイルに残してくれたコメントに勇気づけられ、今年12月に仙台にて初個展を開くはこびとなった。本当に感謝! |
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"幸せのたまご"のモットーは、気軽に入れて気軽に作品を購入できる「開かれたギャラリー」。小さな壁面スペースには、いくつかの作品が展示されている。もちろん購入することができるのだが、その値段の安さに驚く方も多々おられるらしい。なんといってもほとんどの作家がまだ「たまご」なのであるから、当然といえば当然なのだ。 |
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そもそも絵画は作家の名前で買うものではなく、自分が気に入るか否かであると私は思うので、好きな作品を安く手に入れることができるにこしたことはない。うん十万もする有名作家のリトグラフ・・・壁にかけたら価値が下がるからと、押し入れにしまっておいては勿体無い。いつも見れるところに飾ってこそ、絵画本来の意味があると思うのだが。また、登録している作家の多くが、オリジナルのポストカードや携帯ストラップ、アクセサリーなどの小物を作っており、絵を買う勇気のない方にはそちらがお薦めだ。 |
また、ここにはほとんど毎日誰がしかの作家が訪れており、直接話しをしてみると、作品の印象が変わってくる面白さがある。初めに作品そのものだけを見た時には、一枚の絵にすぎず、好きか嫌いかという判断だけになるのだが、何度か会って話しをするうちに、それぞれの感性や個性が作品に反映されていることがわかってくる。そのうち同じ作品でも見え方が変わっていることに気が付いた。親しくなるにつれての、身内のひいき目かもしれないのだが、それが「作家自身のファンになる」ということなのかもしれない。'03/09/26 |
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登録作家のうち、顔見知りの三人を御紹介します。 なぜか男性のほうが可愛いイラストを描く方が多いらしい。 実は男性のほうがロマンティスト??? |
*三人の 作品に関するお問い合わせは"幸せのたまご"までお願いいたします* *なおこの作品の著作権は制作者で無断使用・掲載を禁じます* |
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現在"幸せのたまご"は残念なことに一時閉店となりました。今春、新たな形に生まれ変わって、オ−プン予定とのこと。2004/1/31 |
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