![]() |
円柱型のパンみなさんは円柱型のパンを御存じだろうか?皮が薄く、固くならずにいつまでも"もちもち"とした食感の食パンだ。東京で一人暮らしをしていた時の私のお気に入りのパンだったのだが、仙台に戻り街中のパン屋をくまなく覗いてみたのだが、どこにも売っていないのだ。かなりがっかりして諦めていたのだが、少し前になってふと思いついた!「なければ自分で焼けばいいじゃないか!」 |
|
なんとか手にいれた型 |
以前だと、型自体見つけることは容易ではなかったであろうが、今はインターネットという物があるのだ!さっそく検索してみることに。いや?待てよ?あのパンの名前はなんというのか?確か私が買っていた店では食パンの他には名前は付いていなかったのだ。しかたがないので、"円柱型パン"で検索してみたところ、あったあった!どうやら「メッシュパン」と言うらしい! | ![]() |
|
開いた姿 |
では次ぎに「メッシュパン」で検索してみたところ、人気のパンらしく、たくさんのHPがヒットされた。その一つを見てみると、あれれ?円柱型には違いないが、私が探しているものとはちと違うようである。パンの表面全体にプツプツとした模様が付いているのだ。よくよく見てみると、円柱の型自体が、網目のあるメッシュ素材で作られている。「あ〜なるほど・・・だからメッシュパンなのね〜」と納得。じゃあ私の探しているパンはなんていうわけ〜???ということでふりだしに戻ってしまった。でも、円柱型のパンではメッシュパンしか見つからず、妥協してメッシュパンの型を購入しようと、型販売のページを探していたところ、なんと私が探し求めていたパンの型を発見!!まさにこれなのだ!!ロボコンの腕のようにしましま模様突起の円柱型!型を扱っておられたのは、東京の「キッチン工房」さんだ。名前は「アルスター合わせトヨ型」とある。即注文したのだが、以外や以外、売れ筋の一つらしく、私が欲しい25cmのロングタイプは品切れで入荷待ちとのこと。急ぐものではないので、気長に待つことに。 |
型を待つ間に友人から、私が探しているパンを売っているお店発見の知らせが!早速つれて行ってもらった。あった〜!!まさにこのパンよ〜!で購入。私が東京で買っていたものより、バターが多いのか若干デニッシュよりで、砂糖も多いようだ。でも、地元に戻って丸9年!久しぶりの再開である。これでとりあえず自分で上手に焼けなくても買える店が見つかったので、一安心だ。 そんなこんなしているうちに型が入荷したとの連絡を頂き、うちに型がやってきた。なんと「キッチン工房」さんの代表様が、学生時代に仙台のしかも我家の近所にお住まいだったとか!メールにて地元話しに花が咲いたところで、パンが焼きあがったら、HPに載せたいので写真を送って欲しいとのお願いをされてしまった。これは責任重大である!それから私の円柱型パンとの闘いが始まった! パン作りは5年程前にはまり、本を購入してさまざまなパンを焼いたのだが、その後は全く作っていなかった為、久しぶりに作ったパンは当然のことのように失敗。二次発酵の際に、通常はキャンパス地に濡れタオルをかけ、乾燥を防ぎながら発酵させるのだが、型で覆われているのだからいらないかな?などと勝手に解釈しての二次発酵後焼いてみたところ、乾燥して型の半分が全く膨らんでいないパンになってしまった。 パン作りをしている方がたのHPを参考に、2回目の挑戦!パンの気泡を少なくできるというツイスト成形での挑戦だ。今度はなんとか型いっぱいに膨らんだのだが、二次発酵の時間がちょっとだけ短かったようで、ツイスト成形させたさいの継ぎ目が消えていない状態。これでは写真は送れないな・・・と次回に期待。 |
![]() |
3回目はロールパンの生地で挑戦。今回はツイスト成形はやめて、くるくると巻いて作るワンローフ成形で、前回より10分程長く二次発酵させて焼いてみたところ、型の隙間から生地が1cm程でてしまい、ばりができてしまったのだが、なんとか人様にお見せできる形に焼き上がった。味は別にして、形は奇麗に仕上がったので、これを「キッチン工房」さんに送ることに。 |
「キッチン工房」さんに送った写真 |
写真はなんとか送ることはできたものの、このパンぱさぱさしていて、あまり美味しくない。せっかく型を手にいれたのだから、昔食べていた円柱型食パンを再現したい。本のレシピがあまりよくないのでは?と思い、セミプロのような方のHPのレシピを頂いてみた。 多めのスキムミルクと生クリームを使う「ミルクパン」である。生クリームはコスト高なので、牛乳で代用し、4度目の挑戦。味はふわふわで抜群のパンだったのだが、発酵時間が長かったのか、型の1mm程の隙間からテーブルロール2個分程の生地がはみだし、中央が凹んだパンに。 5回目では発酵時間を20分程減らしてみたのだが、やはりはみだしてしまう。 6回目は生地自体の分量を大幅減で挑戦してみたところ、ウズラの卵2個分程のはみだしのみで、なんとか済んだのだが、生地の分量を減らしたからか、今までと同じ200度で30分焼いたところ、少々焼きすぎに。1cm程はみでたばり部が固く、いただけない。 そして7回めの挑戦!今度は1次発酵までをパン焼き機にお任せし、ツイスト成形で43分の二次発酵、オーブンの温度を180度に下げて焼いてみた。そして、やっと立派なパンが焼き上がった!!形、焼き色とも申し分ない出来である!!もう大丈夫!これでなにも心配いらないと、写真はとらずに、今日8回目のパンを焼いた。焼き上がり、あれれ???工程、分量とも7回目と全く同じはずなのに、なんだかへなへなして両端が完璧に丸くなっていない!!前回との違いは・・・気温か?!こんなことなら写真を撮っておくべきだった。 友人に「奇麗に焼けたらプレゼントするね!」と約束している。円柱型パンとの闘いはまだまだ続くのだ。2006/9/16 |
![]() |
||
シナモントースト激うま! | ||
|
||