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ブライス洋服集part19 すっかり寒くなりましたね〜!みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。ブライスの洋服集はなんと5ヶ月ぶりの更新である。ちょくちょく訪れてくれていたみなさまには本当に申し訳なく思っているのだが、自分的にはとても5ヶ月もたってしまったという感覚がないから困ってしまう。 |
昨年のブライス洋服集の中で、BGMに関する話を書いたことがあったが、覚えているだろうか。15年使ったラジカセがとうとう壊れ、古いレコードが聞けなくなったという話し。 音響機器は残念ながら値段と音質が比例してしまう為、変な安物は買うまいと、CDを聞く時は、テレビとDVDプレイヤーで聞いてしのいできたのだが、秋になるとなぜか昔のレコードが聞きたくなり、このままだとたぶん自分は、一生テレビ&DVDプレイヤーでCDを聞き、毎年秋にはレコードが聞きたいな〜と思い続けるのだろうと感じ、とうとうミニコンポなるものを購入することに決めたのだ。 ネットで価格を比較し、それぞれのメーカーホームページで仕様を比較。もともとMDの使用歴はないし、昔のカセットテープは先日処分した為、CDが聞けて、アナログレコードプレイヤーが繋げて、メモリなどに録音できるタイプを探した。アナログ入力端子なるものがついているもので、手頃な価格で購入できるものを探したのだが、予算内で買えるミニコンポにアナログレコードプレイヤーを繋ぐには、コンポとは別にフィノイコライザーなる機材が必要ということがわかった。イコライザーとは、レコードプレイヤーの音を大きく変換する為のアンプらしく、プレイヤーやコンポなどに内臓されている場合は必要のないものなのだが、私のプレイヤーは12年以上前に貰いものをもらった物で、取り扱い説明書も何もない、かなりちゃちい単純なものなので、そんな機能は絶対入っていまいと諦め、イコライザーも含めて予算内におさまるコンポを購入。アマゾンでイコライザーも注文した。 それぞれ違うショップで購入したのだが、どちらもとても素早い到着で、製作中のお洋服setを完成させ、出品後まで箱は開けないと一度決めたにもかかわらず、あっさり誘惑に負けて、配線作業をスタートさせてしまった。 私の部屋には12帖の部屋であるにもかかわらず、電源がわずか2ケ所に二つずつしかない。なにせ昔の家であるから、こんなにも部屋の中に電気機器があふれることなど予測されていなかったわけで、当然タコ足につぐタコ足の配線となる。すでにパソコン関係&AV機器関係でコンセントは一杯のところに、コンポとイコライザーとプレイヤーの電源を確保しなければならず、近所のホームセンターに6箇所に差し込み口のある、スイッチ付きのテーブルタップとコンセントに直接差し込み、一つの電源を3つにわける機具を購入。 どれがどれのコードなのか探し、多くの電気を必要とするものしないものを検討しながら、そしてついでにたまった埃の掃除をしながら、なんとか電源を確保した。コンポ本体にスピーカーを繋ぎ、音の拡張アンプ、イコライザーとプレイヤーを繋ぎ、最後にイコライザーをコンポの音声入力端子に繋ごうと思いきや、あれ?!大きさが違うじゃん!!しかも差し込み口が一つしかない!!え〜!じゃあこの赤と白のコードを一つにするオーディオコードが必要なんじゃん!!てことで、再び近所のホームセンターに行く。幸いすぐに手に入り、イコライザーとミニコンポが繋がった。ドキドキしながらレコードプレイヤーのスイッチオン!! するとあれれ?ジーというモーター音はするものの、回転板が回らない!!もしかして壊れてる?!数年前最後にレコードを聞いた時は動いていたはずなのに〜!なんで? 電化製品が壊れた時、私はとりあえず分解してみる。大体は分解してみるだけで、原因がわかるわけでもなく、ほとんどが部品の消耗などによる故障なわけなので、自分でなおせるはずもないのだが。 まず、金属の回転板をはずしてみる。と、回転板の裏側に切れ切れベタベタになったテープのようなものが張り付いている。もしかしてこれ?と思いつつも、そもそもプレイヤーの仕組みなどわかっていないので、次ぎに底板をはずしてみる。スイッチのところに繋がっている針金がどこにも繋がっていない。これか?と思いながらも、結局なにも解らずで、機械に詳しい弟が帰ってきたら見てもらおうと、ショックをうけつつ新しいプレイヤーの購入を考えネットで検索してみると、なんと安いものではイコライザーを買った金額でイコライザーが内臓されたプレイヤーが買えたことが判明。そして、自分のバカさ加減にあきれかえる。そもそもレコードを聞く為に購入を決めたのであるから、初めに古いプレイヤーが動くのか確認すべきだったのだ。でも、プレイヤーを検索しているうちにその仕組みがすこしずつわかってきた。安価なプレイヤーは、どうもゴムのベルトで回転板を回転させる仕組みであるらしく、そのゴムのベルトは10年程で駄目になる為、交換が必要らしいということ。今はネットという便利なものがあるので、交換ベルトだけを購入するのも可能であるということ。 帰宅した弟に相談すると、動かない原因はやはりベルトらしい。私のプレイヤーに合うサイズの交換ベルトは2000円程。同じタイプでイコライザー内臓の新品プレイヤーは6000円代。どちらを購入するか迷ったあげく、イコライザーは購入済みでしゃくなので、交換ベルトのみ買うことに決めた。 後日ベルトが届き、簡単に装着。さあ!レコードがやっと聞けるとスウィッチオン!!ものすごいノイズ!!え〜?!今度は針なの?と動揺しながら、イコライザーをはずして直接プレイヤーをコンポに繋いでみると、え?聞けるではないか。懐かしい曲が流れてくる。イコライザーの説明書にはすでにコンポやプレイヤーに内臓されているものには使用できませんとある。なんと私のちゃちい貰いものプレイヤーにはイコライザーが内臓されていたのだ。後で知ったことだが、安価なプレイヤーの方が内臓されている場合が多いらしい。 安価なプレイヤーでもイコライザー機能をオフにしてフィノイコライザーを繋いだ方が、音質が向上すると言う書き込みをネットで見たのだが、私のプレイヤーはもらいもののもらいものである。よく見てみるとオンオフ機能のスイッチが付いていたらしき穴を発見。結局フィノイコライザーは無駄になってしまったが、プレイヤーに関しては少しだけ賢くなり、なんとか懐かしのレコードを聞くことができたのだから、よしとしよう。 毎年秋になると聞きたくなるレコードを聞きながら製作するのだ!と思ったのもつかの間・・・。レコードって約25分程度で片面が終わってしまうのよね。これでは作業を始めたと思ったら、すぐに裏返しにsetしなおさなくてはならない!これではBGMになんてならないではないか!コンポのメモリに録音しなくては!でも、最近の機器ってとても複雑。リモコンの機能と本体のボタンとどちらも使いながらで、とても簡単には覚えられそうもない。 秋になると聞きたくなるレコード。BGMとして使えるようになるのは、どうも来年の秋らしいのである。2008/11/7 |
アベ工房企画・ブライス洋服集part1908.11.6 |
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