ソルティーバター風クッキー初めてオーブンなるものが家に登場してから、うん十年!おそらく一番沢山焼いたのはクッキーだろう。 | ||||
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中学生だった私と姉は、ちょうどお菓子作りに興味を持つお年頃である。憧れのオーブンを前に初めてのクッキー作りを始めた。しかし、オーブンを買った当時、うちにはキッチンスケールと言うものがなかった。計りはあったのだが、それは生まれたばかりの姉を計る為に購入された、ひとメモリが10グラム単位でしかはかることのできない代物で、材料の分量によっては、クッキーにもケーキにもなるお菓子作りにはいうまでもなく不向きなものである。
うちの母はお菓子を作ったことのない人だった為、全く頼りにならず、子供の私たちはそれなりに無い知恵を絞り、軽量カップ&軽量スプーン、そしてバターの箱に記載されたグラム数を頼りに(今は中の銀紙に目盛りがあるが、昔はなかったと思われる)初めての焼き菓子作りを始めた。 初めは軽量カップの目盛りどおりに生地を作ったのだが、粉の分量が全くわからず、ベタベタと手につき、とても型で抜ける状態ではない。結局型抜き出来るくらいまで、適当に粉を足して型で抜いた。たぶんレシピ本とは大分違っていたのだろう。完成したクッキーはなんとも素朴。サクサクした食感のクッキーとは程遠い出来栄に。今思えば子供が作ったあまり美味しくないクッキーを、美味しいと言って食べなくてはいけない我家の大人たちは大いに苦労したことだろう。 今回紹介するクッキーは、なんとも美味しい東ハト製菓のソルティーバターを真似て作ったクッキーだ。 買ってくればいいじゃん!と思われるかもしれないが、自分で作ることに意味があるのである。素人の自分が作ったものを「凄い!!プロみたい!!」と褒められる優越感!スーパーで買えばわずか250円くらいで買えるものだが、自分で作れば賞賛されるのである。要するに褒められたい!ただそれだけ。 よく作るクッキーのレシピをアレンジし、三回目にてようやくたどりついたレシピである。本物のソルティーバターよりはバターの風味が足りない気もするが、見た目、食感ともかなり近し!!まあ気が向いたら 作ってみて!2009/10/29 |
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<ソルティーバター風クッキー>
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