ブライス洋服集part26

明けましておめでとうございます!昨年はとうとうたった一度の更新のみで年があけてしまいました。お年賀のやりとりをしているお客様より、たまには更新してくださいとのお声も・・・。本当に申し訳ございません。2012年は私にとってなんだか大変な、「時間がな〜い」と叫び続けた年だった。
一部のお客様にしかお知らせしていなかったのだが、昨年3月をもってオークションへのブライス服の出品は卒業することに。理由は正直ネタ切れ。オクへの出品は丸9年続けていて、オーダーものと合わせると、総制作数は500setを越え、なんとか絞りだして制作したものは、やはりお客様をときめかせることはできないようで、ブライス洋服作家を続けていくのに限界を感じた為というのが一番の理由である。今回の作品集の「ミスローズの帰郷」が最後の出品作である。 では、オークションを辞めて何をしていたかというと、速効でアルバイトを始めたのだが、オクを辞めて外で働きはじめた理由はもう一つあるのだ。

春に以前からパーキンソン病を患っていた父が、レビー小体認知症を併発し、再び介護の生活がはじまったのである。年明けそうそうからさまざまな事件を起していた父が、春先頃から急におかしくなり、検査したところレビー小体認知症だとわかったのだ。病気とわかるまでがひどく、毎晩夜中に叫び声をあげるは、怒りっぽくなり何か言うとだだっ子のように「うるさい!うるさい!」という始末。こっちも言葉の暴力を振るってしまい、階段から父を突き落とす自分を想像してしまう日々。いつも近くにいない方がいいと考え、外で働くことに決めたのだ。末期ガンだった母のターミナルケアの介護とは違い、いつまで続くのか、先の見えない介護はやってみなければ想像もつかないほどの大変さである。父の介護はケアマネージャーやヘルパーさんなど、人の手を借りながら、バイトは拘束時間がながく、この年で新しいことを覚えなければならないのは大変だけど、若い同僚たちに愚痴を聞いてもらい、なんとか両立させている状態だ。レビー小体認知症は通常の認知症より寝たきりになるのが早いらしく、主治医には「10年とか先のことではないですからね」と言われている。

そんなわけで、今回の洋服集はかなり数が少なくなっている。そのほとんどはオークションでお世話になったお客様からのオーダー品である。休みの日は倍増した洗濯ものやらの家の仕事やケアマネージャーとの打ち合わせやらで、午後は疲れて眠ってしまうという日々。オーダーも長い納期を頂いて作らせて頂いているのだが、これまで辞めてしまったら、抜け殻のようになってしまいそうなので、迷惑おかけしてしまっているが、続けさせてもらっているのだ。 物作りの時間がほとんどとれない状態なので、次ぎの更新はいつになることか?なんて!父の介護のこと、書いていたら、次々と出て来てなが〜くなってしまった為、別ページに書こうと思うので、どんな感じなのか、興味のある方はまた覗いてくださいまし!2013/1/8

アベ工房・ブライス洋服集part27

13.1.8
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ミスローズの帰郷 金色の妃 ルナ・モス布標本 フレンチオレンジ シルクのスーツと黄色い花と サーカスが来た
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ベッドset ナイトウエアとサイドテーブル リビングset 炬燵とヒーター プチ/山ガール