ブライス洋服集part28
みなさまお久しぶりです。前回のブライス洋服集は今年一月の更新で、「あけましておめでとうございます」から入っているのを見て我ながらビックリとあきれてしまった。今年もいつの間にやら師走。年をとる程に一年があっという間に過ぎ去ってゆくのである。今年の６月に美術予備校時代からの友人のお父様であり、画家である佐々木正芳先生が御自身の作品の展示と、奥様がコレクションされていた人形を展示する為の個人美術館、佐々木美術館＆人形館を、温泉街より程近い秋保の町に設立され、 以前私の個展の際に買ってくださった人形と版画の展示もしていただけることになったのだ。
ポストカードの販売コーナーでもオタマジャクシの人形と版画も数点置いていただけるようになり、すでに５体はどなたかお客様のお家につれられていった。
しかし・・・私の個展、すでに１０年前となってしまっている。１０年といえばひと昔前ということに。 いかーん！！！これではまずいと思いながらも休みの日は一日中ごろごろだらだらの怠惰な日々。
ただ、作品作り・・・私の場合、作りたくて作りたくて気持ちが高揚した時じゃないと全く何も作れない。無理矢理作っても駄作ばかりとなってしまうのだ。
先日ドラマの長谷川町子の物語りを見た。マンガ「サザエさん」はてっきり御自身の家族や体験をもとに描いているものだとばかり思っていたが、彼女も生涯独身でマンガに捧げた人生を送った女性だった。ネットのコラムで、子供を産むと脳の仕組みが変わってしまい、クリエイティブな分野にかかわる人は、脳が子供が一番の興味に変わり、心配脳に変化してしまう為、作品を作り出す才能が薄れる的な内容だったかと思うが、一理あるのかもしれない。まずは才能うんぬんよりもまずは子供が成人して自立し、立派に一人立ちするまでは作品作りにかける時間などないだろう。それに今年は過去最高のオレオレ詐欺件数を記録してしまったように、いくら子供が年を重ねて自立していても親は心配で心配でならないという表れではないだろうか。
今だ貴族ではない独身で、子供もいない私の心配事は、もっぱら来年上がる消費税にともなう水道代とバス代の値上げくらいのものだ。老後の心配は考えだしたらきりがなく、不安な日々だけとなってしまうので、今は考えないようにしている。老後のことは老人になった自分に丸なげなのだ。2013/12/03
